コーヒーで糖尿病予防

コーヒーを飲むと糖尿病を予防できる可能性が指摘されています。これはスウェーデンの研究機関が行った研究報告によるものです。

この研究では、コーヒーに関する過去の研究論文を集めて解析する手法を用いて、コーヒーと糖尿病発症率との関係を調べています。集めた論文は30本。対象者は約118万人という膨大な数です。このうち糖尿病と診断された人は4.5%にあたる53,000人でした。

対象者をコーヒーを飲む量によってグループ分けし、もっとも多く飲む群(Max群)と全く飲まない群(No群)で糖尿病の発症率がどのように異なるかについて調べています。その結果Max群ではNo群と比較して糖尿病に罹患する確率が29%ほど低下していたことがわかりました。またコーヒー1杯あたりについてみてみると、1杯飲むごとに糖尿病に罹患するリスクが6%ほど減少することがわかりました。

この傾向は、通常のコーヒーでもデカフェの場合でも同等であったということです。 コーヒーを飲むことで糖尿病になるリスクが減る理由として、コーヒーの持つ抗酸化作用、抗炎症作用、体熱産生作用、腸内細菌叢の多様性変化などが考えられると著者らは述べています。

食後にお茶を飲む習慣は、洋の東西を問わずにみられるものですが、これは食養生的にも意味のあるものであったことが、今回の研究で明らかにされています。甘味やデザート類を食べた後にコーヒーや緑茶を飲むことは、口腔内の糖質成分を減少させ齲歯を防ぐ効果もあります。

私は朝にココナッツオイルを添加したブラックコーヒーを飲むのが習慣となっています。ココナッツオイルを入れることで胃に対する刺激が少なくなるだけでなく、脳の働きにスイッチを入れるスターターの役割も果たしてくれます。糖尿病予防のためにも、コーヒーやお茶を活用したいものです。

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