ビタミンB12を含む食品

ビタミンB12は主として土壌細菌類によって作られます。人間の腸内でも産生されている可能性がありますが、それは大腸においてであり、ビタミンB12が吸収される回腸末端よりも先の部位ですので、せっかくできたビタミンB12も人間の体内へは吸収されません。

ビタミンB12の大切な原料となる金属はコバルトですが、コバルトを原料としてビタミンB12を作り出す生物は細菌類だけです。羊や牛のような反芻動物では、腸内細菌によってビタミンB12が産生されることで、自然と体内へ吸収される仕組みができています。しかしそれ以外の動物では、食品類からビタミンB12を補給するしか方法がありません。

食品類でビタミンB12を多く含むものは、貝類、魚類、牛や豚の肝臓、海苔などがあります。前述したように、ビタミンB12の必要摂取量は、1日あたりわずか3μg程度ですので、好みに合わせてこれらの食品を食べる様にしましょう。ちなみに下図はB12を多く含む食品のトップテンです。

https://fooddb.mext.go.jp/ranking/ranking.html

必須栄養素であるビタミンB12ですが、取れば取るほど良いのでしょうか?実はそうとも言えない、注意すべき報告もあります。この研究では、血中のビタミンB12濃度が高いほど発癌率が高いという衝撃的な内容になっています。推測ですが、ビタミンB12濃度が高い人々の食生活が肉食に偏っていた可能性も考えられます。また肝臓の食べ過ぎは同時に鉄分も多く摂取してしまいますので、体にとってはあまりありがたい状況とは言えません。

何事もほどほどに食べることが無難です。ちなみに春先のこの時期が旬であるホタルイカはビタミンB12を多く含む食品の代表でもあります。30g程度で1日分のビタミンB12の補充ができます。

2月21日のセミナーでは、コバルト、ビタミンB12、そしてホモシスティンなどについてお話しする予定です。皆様のご参加をお待ちしております。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-3-1024x370.png
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次