キレーション治療の効果が、JAMA誌に掲載

キレーション治療には本当に効果があるのか?
1950年代から動脈硬化や狭心症の治療として使われてきたキレーション治療ですが、米国の医学会からはその効果について疑問視する意見もありました。

こうした背景から、米国の公的機関であるNCCAMは、キレーション治療に関する臨床試験を行うことを2002年に決定しました。その内容は、キレーション治療によって心筋梗塞再発予防効果があるのか否かを調べるというものです。

研究費用は、日本円で約30億円、二重盲検法による最も信頼性の高い臨床試験となりました。研究期間は、はじめ5年の予定でしたが、症例数の関係で、2012年まで10年かかりました。

その結果は、キレーション治療には心筋梗塞の再発予防効果があるというものでした。その内容はJAMA誌に掲載されました。JAMA(米国医師会雑誌)は医学誌のなかでも最も権威のある雑誌の一つであり、こうしたメインストリームの雑誌にキレーション治療の研究成果が発表されることは初めてのことでした。

この臨床試験の総責任者であった、Lamas医師は、2016年6月に開催された日本抗加齢医学会の招待講師として、キレーション治療の効果について講演を行なっています。


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