新型肺炎についての速報

新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染症の臨床的な特徴が、徐々に明らかにされてきています。Lancet誌に掲載された最新情報をダイジェストでご紹介します。

2020年1月2日までに中国武漢市の施設に入院し、2019-nCoV感染と確認された41人を調べた結果、発症時の症状は、発熱が98%、咳が76%、筋肉痛または疲労が44%であり、喀痰(28%)、頭痛(8%)、喀血(5%)および下痢(3%)を示す症例もあったということです。

対象患者41名の特徴は、男性が30人(73%)で、年齢(中央値)は49歳。27人(66%)が感染源とみられている市場(華南海産物市場)との接点があったそうです。 対象患者のうち13人(32%)は集中治療室(ICU)に入室し、6人(15%)が死亡しています。一方1月22日時点で28人(68%)がすでに退院しており、退院時の基準として、10日間平熱であること、胸部レントゲン写真が改善していること、さらに上気道からウィルスが確認されないことがあげられています。

以上の内容からすると新型肺炎ウィルスの感染症状は、17年前に流行したSARS-CoV感染症と似ていることがわかります。現時点では確かな予防手段が明らかではありませんので、インフルエンザ予防と同じく、手洗いやうがい、免疫力を維持するために体調管理に努めることが感染を防ぐための手段です。

免疫アップのための栄養サプリメントとしては、ビタミンC、D、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルの他に、生薬系の製品としてオリーブ葉エキス、プロポリスによるうがいなどがあります。

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