ビタミン B2 リボフラビン

本日はビタミンB2(リボフラビン)についてです。

ビタミン剤を飲むと尿の色が黄色になることに気づいている方も多いと思います。これはビタミンB2の持つ特徴です。米国の栄養療法では健康人の尿の色はyellow sunshine color、すなわち薄い黄色が良いとされています。これは体内に十分なビタミンB2が補給されていることのサインでもあるからです。

ビタミンB2の働きの特徴は、脂肪酸代謝にあります。B2が足りないと脂肪を分解する機能が低下します。総合ビタミン、ミネラルを服用しただけで痩せる方がいますが、こういう方はそれまでの食生活でビタミンB2が不足気味であった可能性があります。

次に重要な働きが、他のビタミンの働きを助けるサポーターの役割です。B1やB3はB2の存在があって初めて効率よく働くことができるとされています。 ビタミンB2不足の症状でよく知られているのが、口角炎です。口を開いたときに口唇の端が炎症を起こし切れている状態です。どなたも経験があるかもしれませんが、これはビタミンB2不足の典型的な症状です。

この他にも様々な眼科疾患や毛髪の問題、消化器の不調などもビタミンB2不足が関与していると言われています。 腸内細菌叢はビタミンB2を作ることができますので、ビタミン剤としてB2を補給する必要はないという方がおりますが、これは必ずしも正しくありません。腸内細菌叢の状態によっては十分なビタミンB2を供給できない場合もありますので、

栄養サプリメントによる補給は重要です。ビタミンB2を多く含む食品の代表はビール酵母です。そのほかではレバーや野菜類、海苔にも多く含まれることが知られています。

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