春キャベツの美味しい季節になりました。キャベツに含まれるキャベジンという成分は、別名ビタミン U とも呼ばれ、胃酸の分泌を抑え、胃潰瘍や逆流性食道炎の予防になることが知られています。
キャベツにはこの他にも様々な健康効果があります 。例えば、キャベツには多くのビタミン C が含まれていることが意外と知られていません。重量比で見るとビタミン C を含む割合はオレンジよりも多いとされています。 食物繊維が多いことは言うまでもありません。便秘に悩まされている方には、おすすめの食材です。食物繊維は腸内細菌を整えることにより様々なビタミンを作り出すことも知られています。
キャベツは、大根、ブロッコリー、菜の花、ケールなどと同じアブラナ科の野菜に属します。アブラナ科の野菜には硫黄成分が含まれており、肝臓での解毒効果を助けると考えられています。その結果として様々な癌の予防効果が期待できます。スルフォラファンというアブラナ科の野菜に含まれる成分は、肥満予防効果があるのではないかという研究もあります。
キャベツは脳の働きを助ける野菜としても忘れてはなりません。キャベツにはビタミンK やアントシアニンが含まれており、脳の働きをサポートすることができます。ビタミンKは骨を守るビタミンとしても知られており、動脈硬化の予防にも有効とされています。そのため、高血圧など血管性疾患を予防する効果も期待できます。
キャベツの効用は、このように数えあげればきりがないほどです。健康管理のためにも、キャベツを活用されてください。
