President 掲載記事から

12月11日に発売されたPresident誌(2018年1.1号)に私のコメントが掲載されています(32-33ページ)。「老後に困るのはどっち?」という企画の中の健康の部分を担当しています。

若い頃(40代)にはもっとこうしておけばよかったという、著名人の方々からの、後悔&アドバイス欄もなかなか説得力のある内容です。

また「60歳以上の男性120名の後悔」という、アンケート調査の結果が目を引きます。生活習慣で後悔していることの第1位は運動不足、第2位は過剰な飲酒とあります。

一方、身体のメンテナンスで後悔していることの第1位は歯の治療、第2位は目のケアーでした。

中でも歯の治療は、120名のうちの過半数が後悔している項目にあげていたことが印象的です。 「年齢」の字からもわかるように、歯の機能と年齢とは密接な関係があることはいうまでもありません。

つい最近報告された論文でも、残存している自身の歯の本数と筋力との関係が述べられています。この研究によれば、50歳以上の米国人(平均62.9歳)9338名を調べた結果、20本以上の歯が残っている人は、そうでない人と比較してフレイル(筋力低下現象)を起こしにくいことがわかりました。

また20本以上の歯が残っている人では、必要な栄養素が十分に取れているのに対して、歯が20本未満の場合には、義歯の装着の有無に関わらず、栄養素の摂取も不十分になっていたということです。

歯を残すためには、歯周病の予防など口腔内のケアーが欠かせません。自己流では限界がありますので、専門の歯科医師のアドバイスを受けながら、自分自身の歯を大切にしたいものです。

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