ニンニクを食べよう

ニンニクと人類とのご縁は、古代エジプト時代にまで遡ると言われています。日本には中国、朝鮮を経て伝わったとされており、源氏物語にもニンニクを服用していた記載があります。しかし仏教の影響が強くなるに従い、その強壮作用が修行の妨げになるとされ、明治時代に肉食が広がるまでは、和食の中ではあまり普及しなかったようです。

漢方では生薬「大蒜(たいそう)」として古くから使われており、効能は滋養強壮、健胃消化作用などが知られています。栄養学的には、ビタミンB6を極めて多く含むこと、ビタミンB1の吸収を促進することが知られています。セレニウム、マンガン、カルシウム、鉄、銅など多くのミネラルを含むことも特徴です。

ニンニクの持つ健康作用については数多くの研究があります。近年の研究で注目されているのは、ニンニクによるガンの予防です。約4万人の中年女性を対象に調査した結果、ニンニクを多く食べる女性では大腸ガンになりにくいという米国の報告があります。

ニンニクに含まれる硫酸化合物の一種が大腸ガンなどの発ガンを抑制することが動物実験にて報告されているほか、臨床研究ではニンニク摂取により腺腫性ポリープの発現を減少させることも知られています。前立腺ガンの予防効果があるとする研究報告もあります。 多少匂いが気になるかもしれませんが、臭くならない程度にニンニクを食べることは、ガンを避ける一つの方法です。

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