クルミで健康長寿

クルミを食べると寿命が延びる可能性があるという研究成果が、ハーバード大学から報告されました。この研究では、60歳以上の男女、約9万人を対象に20年間にわたる調査を行なっています。その結果、クルミを一定量食べる習慣があると、様々な疾病で死亡するリスクが14%ほど減少し、その結果寿命が約1.3年延びると述べています。心臓欠陥による死亡は、クルミを食べる群では25%も少ないことが確認されました。

クルミを食べる量ですが、1週間あたりに150g 以上を目安としています。一握りのクルミ(外皮を含まない)の重さがおおよそ30gですので、この量は、ほぼ毎日、一握り弱の量のクルミを食べていることになります。日本人の体形からすると、ここまでの量を食べなくても効果は期待できるかもしれません。

クルミの持つ効能として、高脂血症対策、発がん予防、糖尿病予防、認知症予防など、現代人にとっては大変ありがたいものが医学研究にて確認されています。中でもクルミに含まれるフラボノイドの一種であるミリセチンには、インスリンの感受性を維持する働きがあるという報告もあり、糖尿予防効果が期待されています。

クルミ約30g (一握り)に含まれる主な栄養素は下記のようなものです。

  • タンパク質 4 g
  • 食物繊維 2 g
  • 脂質 18 g
  • マグネシウム 45 mg
  • ω3脂肪酸(α-リノレン酸)2 g
  • カロリー 185 kcal

健康面でメリットのあるクルミですが、注意点もあります。クルミに対するアレルギー反応を持つ方が一定の割合でいること。またクルミに含まれるフィチン酸は、亜鉛や鉄などの必須ミネラルの吸収を阻害してしまうので、食べ過ぎることはこうしたミネラルの欠乏を招くリスクがあります。一方クルミに含まれるリノレン酸は、酸化されやすい脂質ですので、保管方法には留意する必要があります。

様々な疾患の予防と健康増進効果が認められたクルミを 食生活の中に上手に取り入れることをお勧めします。

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