11月2日は、ビタミンDの日

明日11月2日は、世界ビタミンDの日ということで、ビタミンD摂取の重要性を再認識しようという記念日となっています。カナダにはビタミンD協会があり、日照時間が短くなるこの時期に合わせて、ビタミンDについての情報発信を積極的に行っています。カナダ国民の血中ビタミンD濃度の平均値は、日本人の24 ng/mlLよりも高い27 ng/mLであり、その背景にはこうしたビタミンD摂取を促す普及活動があると思われます。

自然界の動物、特に霊長類であるゴリラやチンパンジーの血中ビタミンD濃度は40~60ng/mLであり、日本人の平均値のほぼ倍以上の濃度があります。これは紫外線を避けるような生活をしている現代人の必然とも言える結果であり、カルシウム代謝や免疫機能の調整など重要な働きをしているビタミンDを自ら作れないようにしてしまっているわけです。

スウェーデンの大規模コホート研究では、1990年以来、3万人の女性の健康状態、日光浴、死亡率を追跡調査しています。その結果、日光浴が最も多いグループと比較して、日光浴が少ないグループでは、がんに関連した死亡リスクが40%高いことがわかりました。これは、日光浴によってビタミンDが増えることや、その他の日光浴の健康効果によるものだと考えられています。さらに、日光浴が少ない人では、死亡リスクが2倍になり、55歳以上の女性では、1歳年齢が上がるごとに平均余命が1カ月短かくなっていたということです。

自分自身にビタミンDが足りているか否かを知る唯一の方法は、血液中のビタミンD濃度である25(OH)Dの血中濃度を知ることです。日本では数年前から保険適応にもなっていますので、ぜひ一度調べてもらうことをお勧めします。もしも血中濃度が低い場合には、医薬品の活性型ビタミンDではなく、サプリメントのビタミンDを補充することをお勧めします。活性型ビタミンDは高カルシウム血症や高リン血症などの副作用が起きる可能性が高いためです。カナダのビタミンD協会では、至適ビタミンD血中濃度として、40~60 ng/mLを推奨しており、このためには成人で1日あたり3000 IUのビタミンD3の服用が必要としています。

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