熱中症対策 2018

記録的な猛暑に見舞われている今年の夏です。気温が30°を超えてくると体温のコントロールが難しくなるために、熱中症にかかる確率が高くなります。

熱中症とは以下の状態をまとめて表現したものです。

☆ 熱痙攣(heat cramps):痛みを伴う筋肉の痙攣、こむら返り
☆ 熱失神(heat syncope):意識が朦朧とする状態、フラフラする状態
☆ 熱疲労(heat exhaustion):体温が40℃近くに上昇、皮膚の冷感、頭痛、虚脱感、嘔気、嘔吐
☆ 熱射病(heat stroke):体温が40℃以上に上昇、発汗不能、意識障害、全身痙攣

最重症の熱射病では死亡に至ることもあるため、十分な警戒が必要です。この原稿を書いている私自身、学生時代にマラソン中熱射病となり倒れたことがありました。意識が戻った時、先輩から、「死亡率40%の世界からよく戻ってきたね」と言われたことを今でも覚えています。

熱中症を予防するためのいくつかの方法をご紹介します。 言うまでもないことですが戸外活動など高温環境での作業を行う場合には、あらかじめ水分補給することが必要です。屋外に出なくても室内の温度が30°近くにまでなる環境では、喉が渇く前に水分を補給することが大切です。尿の色が濃くなってきたら脱水のサイン、水分補給を積極的に行いましょう。

高温環境下では汗の中に様々なミネラルが失われてしまいます。このため水分と一緒に、塩分やマグネシウムカリウムといった大切なミネラルの補充も忘れてはいけません。梅干しには、これらのミネラルの他クエン酸など、疲労回復に役立つ成分が多く含まれていますので、上手に利用したいものです。

スポーツドリンクには糖質が多いものもありますのでん内容成分を確認してください。 体温を下げる方法にもいくつかあります  熱中症を疑う時に急激に全身を冷やすと、かえって深部体温が上昇するリスクがあります。このため 腋窩や鼠径部などに氷嚢を当てて部分的に、徐々に冷却することが勧められています。

近年の最新研究では、手足を冷却することが、深部体温を下げるために有効であることが分かってきました。寒い時には手のひらをストーブにかざします。また足湯をすることで全身が温まる効果があることはよく知られています。暑さ対策ではこれと同じことを冷却水を用いて行うことになります。手や足を冷たい水の中にしばらくつけておくだけでも、冷却効果を体感することができます。こうした原理を応用したアスリート向けの製品も販売されています。

夏もまだ序盤です、自分に合った暑さ対策を行い、厳しい夏を元気に乗り切ってください。

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