ナッツの健康効果

木の実(ナッツ)の健康効果については、広く知られるようになってきました。

クリニックの近くにある商店街にも、素敵な木の実専門店がオープンして時代の変化を感じています。

木の実の効果について調べた研究報告では、以下の10種のナッツが取り上げられています。ピーナッツも名前からして木の実なのではと思われがちですが、ピーナッツは樹木になる実ではないので区別してください。 アーモンド、ブラジルナッツ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツ、ピーカンナッツ、松の実、ピスタチオ、クルミの10種類です。

この研究では、19歳以上の約14,000人を対象に、ナッツを摂取している人とそうでない人で、健康面でどのような違いがあるかについて調べています。ナッツを摂取している人とは、1日あたり約7g以上のナッツを食べる習慣を持つ人と定義しています。ナッツ約7gというとおおよそ一握りくらいの量になるかと思います。

その結果、ナッツを食べる習慣がある人は、そうでない人と比べて、Body Mass Index(BMI)が低い、収縮血圧が低い、善玉コレステロール(HDL)が高い、そしてインスリン感受性を示すHOMA指数が低い傾向がみられました。これらはナッツが生活習慣病予防に繋がる可能性を示唆しており、日常生活の中にナッツを摂取する習慣を取り入れることが健康維持の役に立つと考えられます。 ミックスナッツのような加工製品には、大量の塩分や油分が添加されていることがあるため、食べ過ぎには注意が必要です。ナッツを選ぶ場合にはできるだけ加工されていない、自然の状態に近いものを選ぶことが大切です。

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