おせち料理について

謹賀新年 本年も宜しくお願い致します

未だ松の内ということで、本日はおせち料理について述べます。
歳神様への供物としてお供えされたものが、「おせち」とされ、その歴史は平安時代にまで遡るようです。
我々が慣れ親しんでいる重箱に入った形のおせち料理は、
江戸時代後期から武家社会を中心に生まれたと言われています。

目にも鮮やかな祝い膳というだけでなく、一年の無病息災を祈る意味もあるおせち料理には、
陰陽五行の伝統に基づいて、五色(黒、赤、白、緑、黄)の食材と、
五味(甘、酸、苦、辛、鹹)を用いることが基本とされています。

冷蔵庫などの保存手段がなかった江戸時代、日持ちのする料理を作るために工夫したことは
酢の物や、醤油や砂糖などを強めに使う煮物を中心にすることでした。
しかしこれらの料理は、塩分や糖質が過剰に使われるため、必ずしも健康に良いものとは言えません。
食品保存技術も進歩した現代では、従来の伝統的な料理法にこだわらない、新たな方法で作られたおせち料理が登場しても良いかと思います。

こうした中で注目されているものに、最新の冷凍技術を利用したおせち料理です。冷凍食品に対して抵抗感のある方もまだ多いと思いますが、瞬間的に冷凍した食材は解凍しても味の変化がほとんどありません。この技術は、鮮魚店や寿司店など、鮮度が求められる業界での活用が始まっています。これからは時代の変化に合わせて、おせち料理の内容にも変化が起こると思います。

末筆ですが、本年が皆様にとって、素晴らしい一年となることをお祈り申し上げます。




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