ビタミンDと健康

11月に入り日照時間も日に日に短くなってきました。これからの季節、皮膚で作られるビタミンD濃度が減少する時期でもあります。積極的にビタミンD補給をしたいものです。

学生時代を過ごした札幌ではこの時期になると鮭を使った料理が増えたことを思い出します。醤油漬けの筋子を初めて食べた時の感動は今でも忘れられません。ビタミンDという視点から見ると、鮭を使った料理は実に理にかなったものであり、秋から冬にかけて人体に不足しがちとなるビタミンDを補ってくれる鮭は、まさに天からの贈り物です。

鮭の切り身、一人前が約100gとすると、ビタミンD3を1500IUも補充することができます。サプリメントに抵抗がある方は是非とも鮭料理を食べていただきたいものです。一方、キノコ類で同量のビタミンDを補充しようとすると、干し椎茸を200個以上食べなければなりません。さらにキノコ類に含まれるビタミンDは「D2」と呼ばれる種類のものであり、人体が必要としている「D3」とは微妙に異なるものです。このため同様の効果を得るためには、より多くの「D2」を含む食品を取らなくてはいけないと言われています。

ビタミンDの持つ効用は下のリストのように、実に多岐に渡ります。COVID-19予防だけでなく、感染後の治療目的にも使用され始めています。ビタミンDをしっかり補充して、この冬を乗り切りましょう。

ビタミンDのはたらき

  • 骨・Ca代謝の正常化
  • 免疫力増強
  • ガン、感染症、自己免疫疾患などの予防
  • 動脈硬化・心臓疾患の予防
  • 糖尿病予防
  • 精神疾患 鬱病・SAD 予防
  • 脳神経:認知症予防
  • 筋力低下予防
  • 死亡率低下・アンチエイジング
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