総合ビタミン&ミネラルから始めよう

総合ビタミン&ミネラルサプリメント(MVM)は、家で例えるならば、一番大切な基礎にあたる栄養成分です。基礎になる栄養素が不足すると細胞機能はうまく働きません。その結果細胞のエネルギー不足状態が生まれて身体の不調が生まれます。身体がだるい、疲れやすい、冷えるなどの症状は、細胞でのエネルギー産生が上手くいっていないアラームサインです。 MVMには細胞の働きがスムースになるために欠かせない大切な栄養素がバランスよく配合されています。

ビタミンとは補酵素という意味ですが、補酵素の役割は栄養成分が代謝される際に働く酵素の働きをサポートすることです。代表的なビタミンのビタミンB群には、1,2,3,5,6,12などがありますが、いずれも細胞代謝に欠かせない重要な働きをしています。食品から摂取された栄養素が細胞のエネルギーに変わるためには、ビタミンB群の働きが欠かせません。白米ばかり食べていて起きてしまう脚気という病気は、ビタミンB群、特にB1の不足によって起きることが知られています。脚気は江戸時代から明治時代の病気と思われがちですが、現代の偏った栄養摂取でも深刻なビタミンB群不足が起きているようです。

ミネラル成分では、鉄、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、セレニウム、クロムなどが重要な働きをしています。なかでも鉄は細胞のエネルギーを作り出す最終段階を担っている重要な成分です。閉経前の女性で多く見られる鉄欠乏では、細胞内エネルギーの産生がうまく行かないために、冷え性、便秘や偏頭痛など女性特有の様々な症状の原因となります。若い女性の健康を維持するためには鉄は欠かすことはできない栄養素です。

しかし、閉経後の女性や男性の場合には、体内の鉄貯蔵量は過剰気味となっている場合がほとんどです。このため鉄の取りすぎには注意したいものです。鉄の過剰摂取は体内の酸化ストレスを増加させ、疾病の原因につながります。鉄分を多く含む食品の代表は、レバーです。レバニラ炒めが好物という男性も多いようですが、レバーは男性よりも閉経前の女性が食べるべき食品です。

最近では日本でもMVM製品が比較的安価に購入できる時代になりました。どの会社の製品がよいのかを知るためには、抗加齢医学の専門医に尋ねることも一つの方法です。日常生活での健康維持のためにMVMを上手に利用しましょう。

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